アニメの海賊版DVD輸入・販売の罪に問われた男性に無罪判決

4年前、人気漫画「鬼滅の刃」のアニメの海賊版DVDを輸入・販売したとして、著作権法違反などの罪に問われていた43歳の男性について、水戸地方裁判所下妻支部は、無罪を言い渡しました。

起訴状などによりますと、43歳の男性は4年前に人気漫画「鬼滅の刃」のアニメが収録されたDVD6枚を著作権者の許諾を得ずに複製されたものと知りながら、販売したとして、著作権法違反などの罪に問われました。
裁判では、弁護側は、販売したDVDが正規版であると考えていたとして無罪を主張したのに対し検察は懲役1年6か月、罰金50万円を求刑していました。
裁判では、著作権法違反などの認識があったのかどうかが争われ先月28日の裁判で水戸地方裁判所下妻支部の渡辺力裁判長は、仕入れたDVDは海賊版であったとした一方で、「男性は仕入れたDVDが海賊版かどうかを仕入れ先のマレーシアの会社に尋ね商品が正規版であると説明され商品の画像を見ても、その説明が疑われる事情はうかがえない」と指摘しました。
そのうえで、「著作権者から許諾を受けずに複製されたものであるかもしれないと男性が認識していたとは、認定できない」として無罪を言い渡しました。
今回の無罪判決について、水戸地方検察庁の神田正淑次席検事は、「判決内容を精査し、上級庁とも協議の上、適切に対処したい」とコメントしています。