茨城県議会開会 負傷の大井川知事復帰 当初予算案説明

茨城県の定例県議会が29日開会し、転倒して頭を打った影響で入院していた大井川知事が出席し、新年度・令和6年度の当初予算案などについて説明しました。

29日開会した定例県議会には、新年度の当初予算案など合わせて73の議案が提案されました。
転倒して頭を打った影響で入院していた大井川知事は今月26日に退院し、当初は29日の議会を欠席する予定でしたが、主治医から了解が得られたため出席しました。
大井川知事は冒頭「県民の皆さまや議員各位に、ご心配とご迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます。本日から登庁し、引き続き県政の推進に全力で取り組んでまいります」と述べました。
提案された令和6年度の当初予算案には、人口減少への対策として外国人材の確保や支援策のほか、基幹産業となる農林水産業の生産者への支援や製造業の海外への販路拡大に向けた事業などが盛り込まれています。
予算案について大井川知事は「加速度的に進む人口減少などに伴う危機を乗り越えるためには、豊かで経済力がある社会の構築、安心して暮らせる社会基盤の確保が必要不可欠だ。様々な困難を乗り越えられる『新しい茨城』づくりに挑戦するための予算だ」と説明しました。
定例県議会は来月26日まで行われます。