コウノトリの愛称 オス「浦太郎」メス「うらら」に 行方

去年、国の特別天然記念物のコウノトリのつがいが巣を作りヒナの誕生が確認された茨城県行方市で、小学生たちが巣立った2羽の愛称を選び、オスが「浦太郎」メスが「うらら」に決まりました。

去年6月、行方市では、コウノトリのつがいが市内の鉄塔の上に巣を作り、3羽のヒナの誕生が確認され、市では足輪をつけて見守っていました。
1羽はその後死んだものの、オスとメスの合わせて2羽が去年7月中旬ごろ一緒に巣立ち、行方市がそれぞれの愛称を公募したところ全国から185件の案が寄せられました。
今月20日、市内4つの小学校の6年生がお互いの教室をオンラインで結んで2羽の愛称を決めました。
子どもたちは、オスとメスそれぞれ3つずつに絞り込まれた候補のなかからタブレット端末を使ってインターネット上で投票をし、集計結果がその場で発表されました。
その結果、オスが「浦太郎」、メスが「うらら」と決まりました。
「浦太郎」と「うらら」は、去年10月ごろには神奈川県内で一緒にいるところが目撃されているということです。
参加した6年生の男子児童は「コウノトリの名前を決められてよかったです。元気に日本のいろんなところを飛び回ってくれるコウノトリになってほしいです」と話していました。