茨城 水戸市 茨城ロボッツ本拠地に「スイートルーム」整備へ

水戸市はことし4月以降、公立小学校で給食費を支援することなどを盛り込んだ新年度・令和6年度の当初予算案を発表しました。
また、今年度の補正予算案で、バスケットボール男子、Bリーグの構造改革に合わせ、ホームアリーナにスイートルームを整備するための費用も盛り込みました。

水戸市は令和6年度の当初予算案を発表し、一般会計の総額は1198億2500万円と、今年度より2%ほど増加しました。
予算案は、子育て世帯の支援強化に重点を置いていて、ことし4月から公立小学校の給食費を1人あたり月4300円から半額の月2150円にするため4億9800万円余りを計上しました。
さらに、関係者によりますと、中学校に続いて来年4月からは小学校の給食費も全額、無償化する方針だということです。
このほか、水戸市の予算案では、教室に行けない不登校の子どもが過ごす専用の教室を用意して学習を支援する、「校内フリースクール」をすべての中学校に設置する費用も盛り込みます。
また、水戸市は今年度の補正予算案もあわせて発表しました。
バスケットボール男子、Bリーグの構造改革で2年後に発足する「Bリーグプレミア」の参入要件をクリアするため、茨城ロボッツの本拠地の「アダストリアみとアリーナ」にスイートルームを整備したり、トイレを増設したりするための設計費用として6000万円を盛り込んでいます。
水戸市の高橋靖市長は、「小学校の給食費は一気に無償化するのを楽しみにしていた保護者には申し訳ない。VIPルームに関しては、整備建設の費用の相当額を頂きたいとロボッツ側と合意形成していて、Bリーグだけでなく皆さんの日常利用でも楽しんで頂ける場所にしたい」と話していました。
水戸市は一連の予算案を来月4日に開会する定例市議会に提出します。