梅まつりの偕楽園で特殊詐欺の対策呼びかけ 茨城 水戸

オレオレ詐欺などの特殊詐欺の被害を防いでいこうと、警察が梅まつりの会場となっている水戸市の偕楽園で訪れた家族連れなどに対策を呼びかけました。

茨城県内では親族などを名乗って金銭をだまし取るオレオレ詐欺などの特殊詐欺の被害額は、去年1年間でおよそ5億円に上り、前の年と比べ3000万円余り増えています。
こうしたなか、茨城県警察では24日、梅まつりの会場となっている水戸市の偕楽園で、警察の音楽隊によるコンサートイベントを開催し被害防止の広報活動を行いました。
そして、警察官が訪れた家族連れなどに詐欺グループと話さないことが被害防止につながるとして、在宅でも留守番電話に設定するよう対策を紹介しました。
また、パソコンなどの画面にウイルスに感染したなどと警告画面を表示させ、修理代として電子マネーで支払わせる手口の架空請求詐欺が増えているとしてチラシなどを配って注意を呼びかけていました。
茨城県警本部のニセ電話詐欺対策室の生田目匠室長は、「家族からの注意喚起も大切なので、きょう来てくれた若い世代のみなさんは、ぜひ高齢の家族に詐欺に気をつけるよう呼びかけてほしい」と話していました。