特別養護老人ホームで36人ノロウイルス感染 入所者1人死亡

茨城県は、つくば保健所管内にある特別養護老人ホームで、入所者や職員あわせて36人にノロウイルスの感染が確認され、90代の入所者の男性が死亡したと発表しました。
茨城県は、手洗いをこまめに行うとともに、施設内では適切な消毒を行うよう呼びかけています。

茨城県によりますと、つくば保健所管内にある特別養護老人ホームで、今月7日から18日までに入所者23人、職員13人の合わせて36人が、相次いで発熱やおう吐、下痢などの症状を訴えたということです。
このうち、90代の入所者の男性1人がノロウイルスが原因で死亡したということです。
施設で発症した3人の検体を検査したところ、いずれもノロウイルスへの感染が確認されました。
茨城県によりますと、感染経路はこれまでに特定されていないということです。
ノロウイルスの今月11日までの1週間の1医療機関当たりの感染者数は6.36人と、去年11月以降、増加傾向になっています。
茨城県は、トイレの後や食事の前には手洗いをこまめに行うとともに、施設内では次亜塩素酸ナトリウムの入った消毒液を使うなど、適切な消毒を行うよう呼びかけています。