偕楽園 中国など「春節」で海外から観光客も増える

中国や台湾などで旧正月にあたる「春節」の連休が始まり、水戸市の偕楽園にも梅の花を楽しもうと外国人観光客が訪れています。

日本三名園の1つ、水戸市の偕楽園では、今月10日から「水戸の梅まつり」が始まり、5分咲きほどになった梅の花を見ようと多くの観光客でにぎわっています。
中国や台湾などで旧正月にあたる「春節」の連休が始まり、15日は偕楽園でも中国や台湾からの観光客が梅の花を楽しんでいました。
何度も来日しているという台湾からの観光客は「東京は行きすぎたので茨城に初めて来ました。動画サイトで茨城のことがたくさん紹介されていたので、来ることができてよかったです」と話していました。
また、北海道からフェリーに乗って来た中国人観光客は「ずっと日本に来たかったですが、新型コロナの影響で来られず初めて来ました。偕楽園はとても美しく、またここに来たいです」と話していました。
県によりますと、去年4月から12月に偕楽園を訪れた外国人観光客は、新型コロナの感染拡大前の同じ時期の70%ほどに回復していて、以前と比べて台湾を中心とした個人客が増えているということです。
県は園内の施設を英語で紹介するQRコードを新たに設置するなどして、外国人観光客を取り込んでいきたい考えです。
県偕楽園公園課の安達尚伯課長は「偕楽園の歴史と文化を外国の方にも感じてもらい、梅の花を楽しんでほしい」と話しています。