鹿嶋の中学生 ふるさと納税の新たな返礼品を市長に提案

茨城県鹿嶋市の中学生が、総合的な学習の一環でふるさと納税について学び、市長らに対して新たな返礼品のアイデアを提案しました。

鹿嶋市にある鹿島中学校では1年生の生徒およそ170人が、総合的な学習の一環でふるさと納税について学んでいて15日は、田口伸一市長や市内の8つの事業者を招いて学習の成果を発表しました。
このうち、体験型の返礼品を考えた生徒たちは、衣装などを貸し出すことで地元の祭りを一緒に楽しんでもらってはどうかと提案していました。
また、鹿島灘で捕れるタコやハマグリを使った「パエリア」の返礼品を考えた生徒たちは、自分たちが調べたところでは、ふるさと納税の仲介サイトでパエリアの返礼品は見つからなかったとして、ほかの自治体にはない取り組みになるとアピールしていました。
田口市長は「中学生のアイデアと頑張りが詰まったプレゼンが聞けてよかったです。返礼品につながりそうな内容が何品もあったので、ぜひ具体化してみたいと思います」と話していました。
参加した女子中学生は「鹿嶋市のよさが伝わるようにがんばって貴重な体験ができました。ぜひ返礼品にしてほしいです」と話していました。
市では、中学生が考えたアイデアを冊子にしてまとめ、今後、市内外の75の事業者に送ることにしていて。関心をもった場合、学校と連携して返礼品の開発を進めて欲しいとしています。