茨城 龍ケ崎 牛久沼周辺の「道の駅」事業 中止を発表

茨城県龍ケ崎市は、牛久沼の周辺で整備を目指していた「道の駅」について、去年6月の記録的な大雨で、牛久沼で水があふれる被害が出たことや財政状況などを踏まえ、事業を中止すると発表しました。

龍ケ崎市では牛久沼の周辺に2028年の開設を目指して道の駅を整備する方針でしたが、萩原勇市長は15日の会見でこれを中止すると発表しました。
牛久沼では去年6月の記録的な大雨で、水があふれる被害が出たことや、その後の県の調査で牛久沼周辺で地盤沈下が続いていることが分かり、事業費の増額は避けられないと判断したためです。
また、市では教育や福祉関連の施設整備で支出が増加するなど今後、財政状況が厳しくなると見込まれることや、市民や市議会から反対意見が出ていたことも勘案したということです。
龍ケ崎市の道の駅計画をめぐっては、中山一生前市長が2015年に構想を策定し、当初は、2万8000平方メートル余りの敷地に物販や飲食を伴う施設として整備する予定でした。
その後、市が想定していた以上に軟弱な地盤であったことが分かり、設計で見込んでいた護岸の改修工事の安全性が確保できないとして、計画が中断されました。
そして、2022年に萩原市長が就任後、事業が再検証され、去年3月には物販や飲食施設を縮小するなど、事業費を削減して進めるよう方針を見直していましたが、市長の交代を挟み、議論が二転三転した結果、最終的に中止されることになりました。
萩原市長は、15日の会見で、「牛久沼は貴重な地域資源なので引き続き活用の方法を検討していきたい」と話していました。