看護職目指す学生や復職希望者対象に就職相談会 茨城 神栖市

看護職の人材不足が課題となるなか茨城県神栖市で看護職を目指す学生や復職を希望する人などを対象にした就職相談会が開かれました。

神栖市で今月12日に開かれた就職相談会は看護師や保健師などの、看護職への就職や復職を希望する人たちなどが対象で市内の病院や看護専門学校などが参加しました。
訪れた人たちは、総合病院や看護専門学校などのブースをまわり、看護師の仕事のやりがいや学校のカリキュラムなどの説明を受けていました。
また、会場では、技術研修のコーナーが設けられ復職を目指す看護師の人たちが人の腕にみたてた装置を使って採血のやり方を確認していました。
県看護協会によりますと、県内の看護職の求人は、去年12月時点で5563人なのに対し、県ナースセンターに求職の登録をした人は1582人にとどまり人材不足が課題だということです。
参加した神栖市の高校1年の女子生徒は「看護専門学校のことを知ることができて、具体的に夢が広がった。将来は、地元で働けるようになりたいです」と話していました。
市内の40代の看護師の女性は、「Uターンしたので仕事を探すため参加しました。病院の特徴や福利厚生の話も聞けたので参考にしたい」と話していました。
また、市内の白十字総合病院の平山なつき看護部長は「市と協同して、病院が外へ出てこうした機会がもてることはありがたいです」と話していました。