水戸の高校生 チョコレート配り自転車ヘルメット着用呼びかけ

去年4月に着用が努力義務となった自転車用のヘルメットについて、水戸市の高校生たちが14日のバレンタインデーにちなんでチョコレートを配りながら着用を呼びかける活動を行いました。

茨城県警察本部が去年11月に行った街頭調査では、自転車に乗った高校生のヘルメットの着用率が1割程度にとどまっていて、普及が課題となっています。
こうした中、水戸市にある水戸工業高校では写真部の部員たちが、サイクリングが趣味の校長がヘルメットをつけている写真を使って着用を呼びかけるチラシを制作し、13日登校時間に学校の正門で配りました。
呼びかけには、写真部の部員や警察、それに水戸の梅大使らが参加し、14日のバレンタインデーにちなんでチョコレートと一緒にチラシを配っていました。
チラシを受け取った1年生の女子生徒は「中学生まではかぶっていたが、髪型が崩れるのが嫌でかぶるのをやめていた。これからはいざという時のことを考えて着用する」と話していました。
チラシを制作した水戸工業高校写真部の磯崎叶愛さんは「自転車の事故が全国で絶えず、これを機にヘルメットを着用する人が少しでも増えてほしい」と話していました。
水戸工業高校ではこの春にも、校則に自転車通学の際のヘルメットの着用を盛り込むということで、水戸工業高校の勝田滋校長は「周りに同調して自分もかぶらないという生徒が多い。学校や各家庭から着用を呼びかけることで生徒たちの身体を守りたい」と話していました。