茨城 境町がトレーラーハウスを石川 能登町に貸与 出発式

茨城県境町は能登半島地震で復旧活動に従事する人の宿泊施設として、町が所有するトレーラーハウスを石川県能登町に送ることを決め、9日、出発式が行われました。

今回の地震で石川県能登町ではおよそ5000棟の住宅が全壊や半壊などの被害を受け、復旧活動が進められています。
境町は復旧活動の支援として所有するトレーラーハウス2台を能登町に送ることになり、9日、町内で出発式を行いました。
境町によりますと、能登町では復旧活動にあたる人たちが町内で宿泊できず県外から毎日通う人もいるということで、こうした人たちの宿泊場所として能登町内に設置される予定だということです。
トレーラーハウスは企業版のふるさと納税で境町に送られたもので、内部は広さ12平方メートルで、浴室やトイレのほかキッチンやエアコンも備え付けられています。
能登町には2年間無償で貸与するということです。
境町危機管理部の野村静喜部長は「災害時にいち早く運ぶことができて、設備も整っているので被災地の1日も早い復興に向けて活用してもらいたい」と話していました。