茨城県 那珂市の茨城県植物園に宿泊施設を整備へ

茨城県は来年春にリニューアルオープンする那珂市の「茨城県植物園」にコテージとグランピング施設を整備するなどとする事業計画をまとめました。

茨城県は、那珂市の「茨城県植物園」と「茨城県民の森」を、大幅にリニューアルし、来年4月ごろにオープンすることを決めていて、大井川知事は先月31日の定例会見で事業計画を発表しました。
それによりますと、植物園については、コテージとグランピング施設、あわせて45棟の宿泊施設のほか温浴施設やレストラン、バーベキュー場も新たに整備します。
県によりますと、自治体が所有する植物園に宿泊施設を整備するのは全国で初めてだということです。
また、県民の森では敷地の一部に、ワイヤーロープを滑って渡るアトラクション「ジップライン」や、芝滑りができるスペースなどを整備することにしています。
また、これまで植物園で取っていた入園料を廃止し、施設ごとに利用料を取るようにします。
県は設計や建設などにかかる費用をおよそ30億円と見込んでいて、有料施設の利用者数について年間で26万人を目標にしています。
大井川知事は定例会見で、「自立採算ができる、持続可能性の高い施設への脱皮を目指し、茨城県の新たな観光の目玉にしていきたい」と話していました。