古河藩家老 鷹見泉石が主人公の映画撮影始まる 茨城 古河

茨城県古河市で、江戸時代の古河藩の家老で蘭学者としても知られた、鷹見泉石を主人公にした映画の撮影が始まりました。

鷹見泉石は江戸時代後期に家老として古河藩の藩主に仕え、西洋の文化などに関心が高く蘭学者としても知られ、晩年を古河で過ごし、1858年に74歳で死去しました。
泉石の晩年を描く映画「SENSEKI」は今月から撮影が始まり、この日は泉石が暮らした古河市の屋敷でカステラを焼くシーンやコーヒーをいれるシーンの撮影が行われました。
この映画は古河市出身の俳優でおととし亡くなった渡辺徹さんと同級生の針谷力市長らとの会話がきっかけとなり制作につながったということです。
映画では、62歳で古河に戻った、泉石の隠居生活が中心に描かれ撮影はすべて古河市で行われる予定だということです。
また、渡辺徹さんの妻の榊原郁恵さんと息子の渡辺裕太さんも出演し、来年の全国上映を目指しているということです。
主人公・鷹見泉石を演じる俳優のたかお鷹さんは「誰が見てもおもしろい作品になっている。地元の人にも見てもらい自分の町を再発見してほしい」と話していました。
また、渡辺徹さんの高校の同級生で古河市観光協会の渡辺勉会長は「古河は歴史が観光資源の1つなので、地元住民はもちろん全国のひとに見てもらい、古河をアピールしたい」と話していました。