能登半島地震 輪島市の中学生集団避難先へ茨城県から教員派遣

能登半島地震で被災した石川県輪島市の中学生の集団避難先で子どもたちを支援するため、茨城県内の教員が30日から石川県に派遣されました。

能登半島地震で被災した輪島市の中学生およそ260人は、120キロほど離れた石川県白山市に集団避難しています。
このため茨城県内から教員1人が派遣され、地元の教員の手が足りない夜の時間帯を中心に、中学生の生活指導にあたることになりました。
派遣を前に29日出発式が行われ、派遣される県南教育事務所の星篤史指導主事(48)に、宮本浩貴所長が「集団生活を送る中学生の不安や悩みは大きいと思うので、安心して学びに向かえるような支援をお願いしたい」と激励しました。
星指導主事は「中学生に寄り添って、少しでも不安を和らげることができるように全力を尽くして頑張りたい」と応じていました。
式のあと星指導主事は「石川県には視察に行って、とてもお世話になったこともあり、少しでも被災地の力になればと思います」と話していました。