茨城県内 障害児入所施設と学校でノロウイルス集団感染


茨城県内の障害児入所施設と特別支援学校でそれぞれ30人以上が下痢やおう吐などの症状を訴え、県はノロウイルスによる集団感染として、感染対策の徹底を呼びかけています。

県によりますと、県内の障害児入所施設と特別支援学校で、それぞれ今月13日から24日にかけてそれぞれ30人以上、合わせて67人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。
このうち障害児入所施設で3人について検査したところ、2人からノロウイルスが検出され、特別支援学校でも7人を検査し、6人からノロウイルスが検出されたということです。
県はノロウイルスによる集団感染が発生したとして、施設と学校に対し、手洗いや嘔吐や下痢の適切な処理など感染対策を徹底するよう指導しました。
症状を訴えた人の中に入院した人や重症の人はおらず、全員が快方に向かっているということです。
県内でノロウイルスによる30人以上の集団感染が起きたのはことし初めてです。
県感染症対策課は「ノロウイルスは1年を通じて注意が必要」として帰宅時や食事の前、トイレのあとの手洗いなど、感染対策の徹底を呼びかけています。