茨城県「植物園」と「県民の森」大幅リニューアルへ 来春開館

茨城県は、那珂市にある「茨城県植物園」と「茨城県民の森」を大幅にリニューアルし、来年春にオープンすることを決めました。

県によりますと、那珂市にある茨城県植物園と茨城県民の森は設立されてから40年以上がたち施設が老朽化する中、隣県の植物関連の施設に押されて相対的に魅力度が低下しているということです。
昨年度の来園者数は県民の森がおよそ12万人と新型コロナの感染リスクが少ない施設として増加傾向にありますが、県植物園はおよそ6万人と、ピーク時の24万人と比べて20%程度にまで落ち込んでいます。
県は令和2年度に大幅リニューアルに向けた検討を始めていましたが、新型コロナのため作業が遅れていて、今回改めて、来年4月ごろにオープンすることを決めました。
まずは、8800万円をかけて民間の事業者に委託して基本設計の策定を行い、来年度には施設の整備や改修に着手することにしています。
リニューアルにかかる総事業費はおよそ30億円と見込んでいます。
リニューアル後は地域の観光名所として、国営ひたち海浜公園などとあわせて観光客に県内を周遊してもらい、滞在日数の増加や消費拡大を目指します。