茨城県内の地域課題解決へアイデア 中高生取り組み発表 水戸

茨城県内の中学・高校生たちが地域の課題を解決しようと取り組んだ事業の発表会が水戸市で開かれ、いちご栽培にドローンを活用したスマート農業などの成果が発表されました。

この事業は、県内の中高生たちのアイデアを地域の課題解決につなげようと、茨城県教育委員会が「IBARAKIドリーム・パス」と名付けて5年前から行っています。
24日はおよそ240件の提案の中から選ばれた16チームが、茨城県庁で成果を発表しました。
このうち、石岡第二高校のチームは、地元特産のみそを若い人たちに消費してもらおうと、みそを取り入れた菓子パンを作って校内の生徒に試食してもらった取り組みなどを紹介しました。
また、つくば工科高校のチームは、いちご栽培の際の受粉作業をミツバチに代わってドローンが行うスマート農業を紹介しました。
ドローンには、いちごの花を認識できる、生徒たちが作ったプログラムが使われていて花に近づいて受粉を手助けするということです。
発表した生徒は「多くの人の前で発表するのは大きな経験になったので、次に生かしていきたいです」と話していました。
茨城県教育委員会生涯学習課の河野真希枝指導主事は「高い創造意欲と挑戦する気持ちを育て、継続していけるよう支援を続けていきたい」と話していました。