１１０番の日 檜山気象キャスターが「１日通信指令課長」

「１１０番の日」の１０日、茨城県警察本部は水戸市出身の気象キャスター檜山沙耶さんを１日通信指令課長に任命し、１１０番の適切な利用を呼びかけました。

茨城県警察本部の１日通信指令課長を務めたのは水戸市出身の気象キャスター檜山沙耶さんで、市内の商業施設で開かれたイベントで１１０番通報を受理する際の対応を体験しました。
駐車場で起きた交通事故の当事者からの通報という想定で行われ、通報が入ると檜山さんは電話の受話器をとって、「事件ですか、事故ですか」と伝えたあと、発生時間や場所を詳しく聞き取っていました。
茨城県警によりますと、去年１年間に受けた１１０番通報はおよそ２４万件で、このうち間違い電話やいたずら電話、それに「玄関に虫がとまっていて自宅の中に入れない」などの緊急性のない電話を合わせると、およそ６万４０００件に上り増加傾向にあります。
警察では緊急性がない相談などの場合は、警察相談ダイヤルの「＃９１１０」に連絡するよう呼びかけています。
檜山さんは「イベントを通して、＃９１１０の使い方を年始の忙しい時期でもあるので、適正な利用を心がけてほしい」と呼びかけていました。
茨城県警察本部の田谷光寿通信指令課長は「相談以外の事件や事故に遭った場合は迷わずに１１０番通報をしてほしい」と話していました。