JR取手駅に転落防止用ホームドア設置 県内のJR駅で初

茨城県取手市のJR取手駅のホームに県内にあるJR東日本の駅では初めて転落防止のためのホームドアが設置され、9日夕方から運用が始まりました。

ホームドアは乗客の転落や列車との接触を防ぐため設置されているもので、JR東日本首都圏本部では管内の在来線の主要路線330駅で2031年度末ごろまでに整備をする方針です。
9日はこの330駅に県内で唯一含まれている取手駅で3つある常磐線のホームのうち、1番線と2番線でホームドアが設置され夕方から運用が始まりました。
県内のJR東日本の駅でホームドアが設置されたのは初めてだということです。
電車を利用した女性は、「県内のJRで初めてとは知りませんでしたが、ホームドアが設置されて安心です」と話していました。
JR東日本首都圏本部の大西真人係長は、「お客様と列車との接触防止、線路への転落防止のためにホームドアの設置を進めてきたので、関係自治体などに感謝したい」と話していました。
一方、県央や県北部などを管轄するJR水戸支社では、具体的な目標は立てておらず、「駅の利用状況などに応じて、必要性を見定めていきたい」としています。