消防出初め式 霞ヶ浦への一斉放水や「はしご乗り」も 土浦

茨城県土浦市で新春恒例の消防出初め式が開かれ、ことし1年間火災が起きないよう願って、消防車両の行進や霞ヶ浦への一斉放水が行われました。

今月6日に行われた土浦市の消防出初め式には、消防署員や消防団員などおよそ600人が参加しました。
はじめに市内の中心部の運動公園付近で「はしご乗り」が行われ、とび職人が竹で組み立てたはしごを登りさまざまなポーズを披露すると観客からは歓声や拍手が送られました。
また、近くの道路では、ポンプ車やはしご車など53台の車両行進が行われました。
そして、ことし1年間火災が起きないことを願って、41台の消防車両による一斉放水も行われ署員や団員たちが霞ヶ浦に向けて放水していました。
毎年家族で出初め式を見学している龍ケ崎市の40代の女性は「一斉放水に感動しました。子どもがレスキュー隊に憧れているので、子どもたちに火災予防の大切さを教えられたらと思います」と話していました。
土浦市消防本部によりますと去年1年間に起きた火事は58件で、過去10年間で最も多いということで、それぞれの家庭や職場で火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。