茨城県内で去年事故多い「危ない交差点」7か所 日本損保協会

去年、交通事故が多かった全国の交差点を損害保険会社でつくる団体が地図にまとめ、「危ない交差点」としてホームページに公表し、茨城県内では、水戸市とつくば市などの交差点合わせて7か所を掲載して注意を呼びかけています。

損害保険会社でつくる「日本損害保険協会」は、去年1年間に人身事故の多かった全国の交差点を地図にまとめ、都道府県別に「危ない交差点」として公表しました。
このなかで茨城県では、水戸市とつくば市、筑西市と土浦市にある7か所が、「危ない交差点」となりました。
このうち、人身事故が最も多かったのは水戸市住吉町にある「四中入口交差点」で7件でした。
警察によりますと国道と市道が斜めに交わり、平日、休日ともに比較的、交通量が多いことが要因の1つになっていて、このうち、車の右折が関係する事故が3件で多くなっているということです。
次に多かったのは、6件の人身事故が起きている、水戸市の「酒門町交差点」と、つくば市東新井の「学園西交差点」それに、水戸市東桜川の「浜田十字路交差点」の3か所です。
このほか、人身事故が5件となっているのは、つくば市の吾妻1丁目、筑西市の一本松、それに土浦市の中貫にある交差点の3か所です。
調査を行った日本損害保険協会によりますと、この7か所では、合わせて40件の人身事故が起きていて事故の種類別では、信号待ちの際などの追突事故が19件で最も多くなっています。
日本損害保険協会は「県内の交通事故の半数以上が交差点で発生しています。車間距離を保ち前を向いて運転に集中しほしいです」としています。
また県警察本部は、県内では交差点で信号が青に変わったとたんに車を急発進させて右折する、いわゆる「茨城ダッシュ」が問題になっているとして、交通ルールを守って欲しいと呼びかけています。