全国高校ラグビー大会 茨城代表 茗渓学園 出発前最後の練習

27日、大阪の花園ラグビー場で始まる「全国高校ラグビー大会」に茨城代表として出場する、茗渓学園が、出発前、最後の練習を行いました。

茨城代表の茗渓学園ラグビー部は、部員およそ80人で先月行われた茨城県予選会の決勝を制して、「全国高校ラグビー大会」に12大会連続29回目の出場を決めました。
茗渓学園は伝統的に素早いパス回しからの攻撃を強みとしていましたが、ことしのチームは、スクラムやラインアウトといったセットプレーからの攻撃も得意としています。
また、県予選会では1本もトライを奪われなかった、ディフェンス力の高さも強みで、芥川俊英監督は総合力の高いチームに仕上がったと評価しています。
25日は、出発前、最後の練習が学校で行われ密集でボールを取り合う「ブレイクダウン」や、ディフェンスの練習を中心に行いました。
そして最後に、大会のメンバーに選ばれた部員たちが意気込みやほかの部員たちへの感謝を伝えて、目標とする全国制覇へ思いを1つにしていました。
フォワードの中心選手でスクラム最前列の真ん中に位置するフッカーの川村航平選手は、「スクラムやラインアウトで優勢になれるように、日本一強いフォワードを作り上げてきた。優勝するために、1秒も気を抜かずに、緊張感を保ちながら、元気に楽しんでプレーしていきたい」と話していました。
50メートルを6秒2で走るスピードと、キレのあるステップで相手をかわすウイングの森尾大悟キャプテンは、「試合ではトライを取ることを期待されているので役割をしっかり果たしたい。メンバ−に入れなかった部員の思いも背負って、1年間練習してきたことを花園で出し切り、日本一になりたい」と意気込んでいました。
芥川監督は、「選手たちには茨城代表として恥じないプレーをしてもらい、茨城県に優勝旗を持って帰れるように頑張りたい」と話していました。
茗渓学園は、今月30日の2回戦が初戦で、石川代表の日本航空石川と岐阜代表の関商工の勝者と対戦します。