東海村の病院で6100人余の患者情報入ったUSBメモリ紛失

茨城県東海村の国立病院機構茨城東病院で、のべ6100人余りの患者の名前や病名などのデータが入ったUSBメモリを職員が紛失していたことがわかりました。
外部への流出などは確認されていないということです。

茨城県東海村の国立病院機構茨城東病院によりますと、今月18日、患者や職員の個人情報が保存されたUSBメモリを紛失したと病院の職員が上司に報告しました。
USBメモリには入院患者の名前や病名などが記された2500人余りのリストのほか、転院した患者の名前や死亡日が記された3600人余りのリスト、それに職員8人分の勤務表などが保存されていたということです。
病院によりますと、こうした情報をUSBメモリに保存することは認められていませんでしたが、この職員はルールに反して、日常的に利用していたということです。
また、USBメモリは院内の部屋の中の引き出しで保管していますがいずれも鍵がかかっておらず一般の人も入ることができる状態だったとしています。
病院によりますと、USBメモリはパスワードでロックされていてこれまでのところ、情報の外部への流出や被害などは確認されていないということです。
国立病院機構茨城東病院の石井幸雄院長は「患者様やご家族などに多大なご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントしています。