マイナンバーカードひも付け総点検 障害者手帳で2件誤り

全国でマイナンバーカードのひも付けの誤りが相次いだことを受けて、国の指示に基づき、茨城県が障害者手帳について総点検を行った結果、2件で誤りがあったことがわかりました。
県によりますと、この誤りによる個人情報の流出などは確認されていないということです。

マイナンバーカードをめぐっては、別人の情報がひも付けられるなどの誤りが全国で相次ぎ、茨城県は国の指示に基づいて、県が交付し、すでにマイナンバーとひも付いている障害者手帳、合わせて3万2799件に誤りがないか総点検を行いました。
その結果、精神障害者保健福祉手帳で2件、ひも付けの誤りが確認されたということです。
このうち1件は、同居する子どものマイナンバーが誤ってひも付けされていて、申請書に本人のものとあわせて記載されていた子どものマイナンバーを誤ってシステムに入力したためとしています。
もう1件は他人のマイナンバーにひも付けされていて、システムに入力する際に申請書を取り違えたことが理由だとしています。
県によりますと、これまでに修正作業を完了したとしていて、このひも付けの誤りによる個人情報の流出などは確認されていないということです。
県は今後、システムの情報を入力する際のチェックでマイナンバーについても複数で確認する対策を取り、再発防止に努めたいとしています。