「東洋の魔女」寺山恵美子さん死去 東京五輪で金メダル 茨城

「東洋の魔女」寺山恵美子さん死去 東京五輪で金メダル 茨城

1964年の東京オリンピックのバレーボール女子で金メダルを獲得し「東洋の魔女」と呼ばれた日本代表のエースアタッカーで、茨城県日立市に長年住んだ寺山恵美子さん、旧姓、宮本恵美子さんが今月7日、敗血症のため亡くなりました。
86歳でした。

寺山さんは和歌山市出身で県立和歌山商業高校を経て実業団の強豪、「日紡貝塚」に入社し、「鬼の大松」と呼ばれた大松博文監督の厳しい指導のもと力をつけました。
1964年の東京オリンピックでは「東洋の魔女」と呼ばれたバレーボール女子日本代表のエースアタッカーとして出場し、172センチのサウスポーから強烈なスパイクを連発し、金メダル獲得に大きく貢献しました。
現役引退後は長年、茨城県日立市に住み、県内を中心にバレーボールの指導や講演会などに精力的に取り組みました。
親族によりますと、寺山さんは今月7日午前8時すぎ、高萩市内の病院で、敗血症のため亡くなったということです。
86歳でした。