茨城県 「咽頭結膜熱」感染者増加で初の警報

全国的に子どもを中心に流行している「咽頭結膜熱」に感染する人が茨城県内でも増加していて県は7日初めて警報を出しました。

これまでプール熱と呼ばれていた咽頭結膜熱は、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る感染症で、せきやくしゃみなどの飛まつのほか、タオルの共有でも感染し、全国で流行しています。
県内でも増加していて、今月3日までの1週間の1医療機関あたりの新たな感染者数は3.05人と国の基準を超えたため県は今の調査体制となった1999年以降では初めて警報を出しました。
県はアルコール消毒が効きにくいため、せっけんと流水による手洗いやうがいといった基本的な感染対策のほか、感染者とは別のタオルを使用することなどを呼びかけています。
1週間の感染者の年代別の割合は、10歳未満が95%、10代が3%、20代以上が1%となっています。
次に、1医療機関あたりの新たな感染者の数を保健所ごとにお伝えします。
潮来保健所が8人、土浦保健所が5.71人、竜ケ崎保健所が4.1人、水戸市保健所が2.63人、ひたちなか保健所が2.6人、つくば保健所と古河保健所が1.67人、筑西保健所が1.14人、日立保健所が0.43人、中央保健所が0.33人となっています。
なお、それぞれの保健所が管轄している市町村は、次のとおりです。
土浦保健所が土浦市、石岡市、かすみがうら市。
日立保健所が日立市、高萩市、北茨城市。
古河保健所が古河市、坂東市、五霞町、境町。
竜ケ崎保健所が龍ケ崎市、取手市、牛久市、守谷市、稲敷市、美浦村、阿見町、河内町、利根町。
潮来保健所が鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市。
筑西保健所が結城市、下妻市、筑西市、桜川市、八千代町。
つくば保健所が常総市、つくば市、つくばみらい市。
水戸市保健所が水戸市。
ひたちなか保健所が常陸太田市、ひたちなか市、常陸大宮市、那珂市、東海村、大子町。
中央保健所が笠間市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町です。