茨城 大子町 国道118号「袋田バイパス」が全線で開通

観光シーズンに発生する渋滞を緩和するため整備を進めていた、茨城県大子町の「袋田バイパス」が2日全線で開通しました。

大子町の国道118号「袋田バイパス」は総事業費140億円で茨城県が平成2年度から整備を進めてきた3.6キロの片側1車線の道路で2日最後の1.3キロの区間が開通しました。
全線開通に先だっておよそ300人が出席して記念式典が行われ代表者が交通安全の祈願を行ったあとテープカットやくす玉を割って開通を祝いました。
国道118号では観光シーズンに袋田の滝へ向かう観光客で交通渋滞が発生するほか、4年前の台風19号では道路の一部が冠水する被害もあり県では、渋滞緩和や緊急輸送道路としての機能強化を目指しています。
町内に住む60代の女性は「お墓に行くときに遠回りだったのでとても便利になります。渋滞も困っていたので解消することを期待したいです」と話していました。
また、茨城県常陸大宮土木事務所、大子工務所の兼澤公也所長は「地域の皆さんの協力を得て道路を作ることができて感謝しています。交通渋滞の緩和や災害時の輸送道路として活用してもらいたいです」と話していました。