神栖で「秋ピーマン」出荷盛ん ピーマン産出額全国一の産地

ピーマンの産出額としては、全国一の産地となっている茨城県神栖市で「秋ピーマン」の出荷が盛んに行われています。

神栖市は水はけのよい砂地や温暖な気候を生かして年間を通してピーマンの生産が盛んです。
おととしの国の推計によりますと、神栖市の産出額は83億円余りで
全国一の産地となっています。
このうち、神栖市太田の遠藤裕史さんの農業用ハウスではことし7月に植え年内ごろまで収穫できる「秋ピーマン」と温室で育て冬も出荷できるピーマンが栽培されていてひとつひとつ丁寧に収穫していました。
遠藤さんによりますと、ことしは暑さが厳しかったため光をさえぎる対策で温度を下げながら育ててきたということです。
遠藤さんは、「1年を通して、安定的に出荷できるのが、この地域の特徴です。安心して食べられるピーマンを作ってるのでみなさんにたくさん食べてほしいです」と話していました。

茨城県神栖市にある、JAの集荷場では、特産の「秋ピーマン」などの仕分け作業が盛んに行われています。
神栖市太田にあるJAの集荷場には、年末まで収穫される「秋ピーマン」や、温室で育て冬の間も収穫できるピーマンがトラックで次々と運び込まれています。
ピーマンは、担当者が色や形を確認したあと、機械にかけて、大きさや重さごとに箱詰めにするものや、小分けの袋詰めにするものに仕分けていました。
「JAなめがたしおさい」によりますと、この時期のピーマンは、多い日で1日、60トンほどが集まり、主に首都圏や名古屋方面などに出荷されるということです。