ブラジルから移住した人が始めたカフェが人気 茨城 鉾田

茨城県鉾田市では、海外から移住した人が始めたカフェが人気を集め、地域のにぎわいづくりに貢献しています。

鉾田市安房にあるカフェでは、来日して18年のブラジル人、マリニオ・フェルナンドさんと妻のマリニオ絵里佳さんが夫婦2人で営んでいます。
マリニオさんは18年前の2005年に来日し、茨城県内のほか、長野や大阪などで電化製品や車の工場に勤務していましたがブラジルで親しんでいたコーヒーのおいしさを知ってほしいという思いが募り5年前に、絵里佳さんの地元の鉾田市でカフェを開店しました。
この店では、しっかりとした味や香りがあり、酸味が少ないというブラジル産の豆を使っています。
ほかの豆をブレンドしながらも、ブラジルコーヒーの特徴をいかしているのがこだわりです。
また、「ポンジケージョ」と呼ばれるチーズが練り込まれたもちもちとした食感のブラジルのパンも人気となっています。
鉾田市には人口のおよそ7%にあたる3200人余りの外国人が住んでいて、地元の人以外にも農業に携わる東南アジア出身の外国人技能実習生も多く訪れ、地域のにぎわいづくりにも貢献しています。
店をよく訪れているという地元の女性は「落ち着いた空間で料理もおいしく、飲み物の種類も豊富です。友達や家族と来ても楽しめます」と話していました。
カフェ店「CUP OF JOE」を経営するマリニオさんは「小さいころからブラジルのコーヒーを飲んできたので、自分がおいしいと思うコーヒーをみなさんに味わってほしいです」と話しています。