物価高で学生サークルの活動費 支援のキャンペーン 茨城大学

物価高騰などの影響で厳しくなっている学生サークルなどの活動費を支援してもらおうと茨城大学は応援したいサークルなどへの投票をオンライン上で募り、投票数に応じて寄付金を分配するキャンペーンを行っています。

茨城大学が東京のスタートアップ企業と始めたのは「GivingCampaign2023」という取り組みで物価高騰の影響などでサークルなどの活動費に苦労する学生を支援しようと今月6日から12日まで行っています。
キャンペーンの特設サイトには、34の運動部や文化系などのサークルの活動内容などが掲載され大学OBや保護者、それに一般の人が支援したいサークルなどを選んで投票すると票数に応じて企業が集めた寄付金が分配されるほか、サイト上で直接、寄付することもできます。
茨城大学では11日からの2日間、4年ぶりに規制がない学園祭が開催される予定で準備を進める学生たちは、キャンペーンでの支援に期待を込めています。
このうち、学園祭で短編劇を上演する演劇研究会では、最近、買い換えた音響装置が物価の高騰の影響で1年前より価格が1万円ほど値上がりするなどし機材の更新費用を工面するのが厳しい状況で今後、サークル費を3倍の6000円に引き上げて対応することにしています。
茨城大学演劇研究会の会長で2年生の二瓶慧さんは「また見たいと思ってもらえるような舞台をこれからも続けていくので支援してほしいです」と話していました。
また、茨城大学学生支援課の※やぎ沼竜太さんは「対面での活動が本格化していますが生活費が高く苦しい中で課外活動もお金がかかり学生たちは苦しい状況です。キャンペーンの趣旨に賛同いただき茨城大学の課外活動に支援いただきたい」と話していました。
※「柳」の右が「夕」。