プロ野球ヤクルト 2軍本拠地を守谷に移転 球団や市など協定

プロ野球・ヤクルトは、老朽化に伴い、埼玉県にある2軍の球場などを茨城県守谷市に移転することで、市と基本合意し10日、球団や市など4者による協定を締結しました。

ヤクルトの2軍が本拠地とする球場は埼玉県戸田市にありますが、施設の老朽化や、4年前の台風19号で、球場が水につかる被害を受けたことなどをふまえ移転先を検討していて、守谷市は、誘致に向けて
協議を進めていました。
2軍の本拠地は、守谷市の野木崎地区の「常総運動公園」に隣接した、20.8ヘクタールの土地に新たな総合公園を整備する計画で、このうち、およそ7.2ヘクタールに球場や屋内練習場などが設けられ2027年2月から利用を始める予定です。
10日、茨城県庁で移転に向けた協定の締結式が行われ守谷市の松丸修久市長と茨城県の大井川和彦知事、それに球団の衣笠剛会長とヤクルト本社の社長が出席し、署名を交わしました。
協定では、守谷市が、球場などの営業権をヤクルト本社に付与することや、近くに新たに選手寮を建設することなどが盛り込まれています。
守谷市の松丸市長は「みなさんと力をあわせて、茨城県と守谷市のスポーツの振興、教育の充実にまい進したい」とあいさつしました。
また、ヤクルトの衣笠会長は「茨城県民、守谷市民にもヤクルトのファンになってもらって試合を見てもらいたい」と話していました。