大井川知事 茨城空港で台湾や韓国などの路線誘致に取り組む

茨城空港を発着する中国便で運休が相次いでいることについて、茨城県の大井川知事は、台湾や韓国、東南アジアなどを結ぶ路線の誘致に取り組む考えを示しました。

茨城空港では、中国・福建省の省都、福州とを結ぶ連続チャーター便が、先月わずか2往復しただけで運休したほか、上海を結ぶ便もことし8月に再開されたものの、先月から全便が運休しています。
これについて大井川知事は9日の定例会見で「再開を喜んでいたがまた運休になり残念だ。福島第一原発の処理水放出に関する中国の対応が団体旅行客に影響したと考えるのが自然だ」と述べました。
その上で、茨城空港で民間の航空機の着陸制限が先月、緩和されたことに触れ、「台湾や韓国、それに東南アジアからチャーター便や定期便を引っ張ってきたい」と延べ、新たな路線の誘致に取り組む考えを示しました。