4年ぶりにつくばエクスプレスに親しんでもらうイベント 茨城

茨城県つくば市と東京・秋葉原を結ぶつくばエクスプレスにもっと親しんでもらおうと、つくばみらい市の車両基地を一般向けに開放するイベントが、4年ぶりに開かれ、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわいました。

このイベントは、新型コロナウイルスの影響で去年までの3年間中止され今月3日、4年ぶりに開かれました。
つくばみらい市にある車両基地には、事前に抽選で選ばれた5000人が訪れました。
イベントでは、ふだんは運行しない埼玉県の八潮駅から車両基地に向かう列車が参加者の一部を乗せて走ったほか、実際の車両の運転台を体験できるコーナーでは、乗務員の説明を聞きながら子どもたちが、汽笛を鳴らしたり、車内放送の体験をしたりしていました。
埼玉県から来た小学5年生の男子児童は、「いつもは運転台を見るだけなので、今回さわることができてとても楽しかったです。将来は駅員になりたいです」と話していました。
つくば市から妻と小学1年生の息子と訪れた40代の会社員の男性は、車内で停車駅などを案内する案内表示器を購入し、「子どもよりも楽しんでいます。案内表示器は家のどこかに飾ろうと思います」と話していました。
つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道運輸部の坂西貴之営業課長は、「子どもたちの笑顔を見ると、開催してよかった。イベントを通じて、沿線の皆様の生活を支えていると感じたし、安全運行に引き続き努めていきたい」と話していました。