茨城県 収穫迎え農作物盗難相次ぐ 防犯対策強化を呼びかけ

農作物の収穫が本格化する中、茨城県では、コメやトマトなどが盗まれる被害が相次いでいます。
先月には、ことしに入って最も多い15件の被害が確認されていて警察は、防犯対策を強化するよう呼びかけています。

警察によりますと、県内では収穫が本格化する時期に入り、農作物が盗まれる被害が増え、先月1か月間の被害はコメやトマト、ブドウなど15件確認されていてことしに入って最多となりました。
今月上旬には筑西市で、農家の倉庫から新米のコシヒカリの玄米が盗まれる事件が2件発生し、被害にあった玄米はあわせて1.6トンにのぼっています。
また、警察によりますと、県内のことし1月から先月末までの被害件数は74件でこの5年間の同じ時期の比較では2番目に多くなっています。
ことしは価格が高くなっているトマトなどの被害が多く、警察は転売目的がほとんどだとみています。
警察では被害を防ぐために防犯カメラや警報が鳴る防犯装置を設置するなど、対策を強化するよう呼びかけています。