茨城空港〜中国 福州便2往復で運休「利用客が少ないため」

茨城空港と中国南東部の主要都市・福州とを結ぶ連続チャーター便が、利用客が少ないなどとしてわずか2往復しただけで運休しました。

茨城と中国・福建省の省都、福州とを結ぶ連続チャーター便は、今月19日、新型コロナによる運休から週3往復の計画で3年半ぶりに再開しました。
航空会社がかわって、中国の「成都航空」が日本に初めて乗り入れたということもあり、先週の運航再開時には茨城空港で記念セレモニーも行われましたが、茨城県空港対策課によりますと、この日と21日にわずか2往復しただけで、再び運休しました。
チャーター便の運航を主催する上海の旅行会社が県に対して行った説明では、利用客が少なく今後の需要も低調なためで、「年末年始や旧正月など需要が見込める段階で再開を検討したい」と話しているということです。
茨城県空港対策課は「運航を始めたばかりで急きょ運休することになり残念です。再開に向けて働きかけを続けていきたい」としています。
茨城空港の中国便をめぐっては、茨城と上海とを結ぶ便もことし8月に再開されたものの、今月29日以降、全便の運休が決まっていて、新型コロナが落ち着く中、いかに海外からの観光客を呼び込むか課題になっています。