茨城 龍ケ崎市で保管方法を誤った新型コロナワクチンを接種

茨城県龍ケ崎市にある医療機関が保管方法を誤った新型コロナウイルスのワクチンを住民359人に接種していたことがわかり、市では今後、健康被害がないかどうか注視していくとともに、再発防止に努めていくとしています。

市によりますと、市内の医療機関が先月25日から今月16日まで住民359人に接種した新型コロナウイルスのワクチンについて、マニュアルでは冷蔵で保管するべきものとされているのに誤って冷凍で保管されていたということです。
17日、この医療機関から、市に連絡があって明らかになったもので、これまでのところ、接種を受けた人から健康被害があった報告は入っていないということです。
また、市がワクチンを製造したファイザー社に確認したところ、「ワクチンの品質に大きな影響はなく、再接種や抗体検査を実施することは推奨しない」という回答があったということです。
市によりますと、医療機関が接種した人たちに個別に連絡するとともに、体調に変わりがないかみていくとしています。
市は、「大変ご迷惑をおかけして、お詫び申し上げます。医療機関と連携を図りながら、再発防止策に努めて参ります」とコメントしています。