地元の病院長招き講演会 医療目指す中高生に心構え説く 鹿嶋

茨城県鹿嶋市にある学校で、医療関係の大学などを目指している生徒たちの将来に生かしてもらおうと、地元の病院の院長を招いた講演会が開かれました。

この講演会は、鹿嶋市にある「清真学園高等学校・中学校」が医療関係の大学などへの進学を志望する中高生と、その保護者向けに先月29日に開いたものでおよそ30人が参加しました。
講演では、地元の総合病院の院長で、この学校の卒業生でもある池田和穂さんが講師を務め、患者を中心に考える大切さなど医療に携わるために必要な心構えなどを伝えました。
そして池田さんは、鹿行地域が県内でも医師が少ない地域だと指摘したうえで「君たちが夢をかなえ医師になれば、鹿行地域の医師不足の解決につながる。夢が夢で終わらないよう、しっかりがんばってほしい」とエールを送りました。
参加した高校2年の女子生徒は「人の心に寄り添える医師になりたいと思います」と話していました。
また、講師を務めた小山記念病院の池田院長は「将来、医師になったらぜひ地元に帰ってきて、地元ならではの医療を実践してほしい」と話していました。