大雨で床上浸水のこども園 市の施設で受け入れ再開 北茨城

今月8日の記録的な大雨の影響で施設が床上浸水する被害をうけ休園していた茨城県北茨城市のこども園が応急的に市の施設を借りて19日から子どもたちの受け入れを再開しました。

北茨城市の認定こども園誠之会幼稚園は記録的な大雨のため施設が床上40センチまで浸水し消毒作業などのためおよそ70人の園児を受け入れられない状況が続いていました。
このため、こども園では応急的に車で10分ほど離れた場所にある市の施設を貸りて19日からこども園を再開させました。
19日朝は、午前7時半頃から子どもたちが保護者と一緒に登園し職員や友達とおよそ1週間ぶりに再会し元気にあいさつをしていました。
子どもたちははじめ、ふだんとは違う環境に緊張していましたが時間がたつにつれておしゃべりや笑顔を見せるようになり楽しそうに友達と遊んでいました。
一方、施設の一部ではエアコンがない部屋もあるため、職員達は子どもたちに水分補給をうながしたり扇風機を設置したりして熱中症対策にも追われていました。
40代の保護者は「園が再開してくれてとても感謝しています。子どもたちも楽しみにしていたのでたくさん遊んでほしいです」と話していました。
認定こども園誠之会幼稚園の渡邊誠園長は「子どもたちの元気な姿を見られて本当にうれしいです。不便をかけてしまいますが楽しんでもらいたいです」と話していました。