記録的大雨 茨城 新たに日立で男性1人が行方不明に

茨城県では、記録的な大雨の影響で、新たに日立市で男性1人の行方が分からなくなっていることが分かりました。

日立市や警察によりますと、市内に住む40代の男性が大雨のあった今月8日の夜、「車が水没してしまったので、出勤できない」と職場に電話で連絡をしたあと、連絡が取れない状況が続いているということです。
男性は、夜勤のために職場に向かう途中だったと見られ、警察が行方を捜しています。
また、県のまとめでは、北茨城市で20代の男性1人が亡くなったほか、高萩市では71歳の男性が軽いけがをしています。
建物の被害は、住宅の床上浸水が352棟で、このうち、高萩市が162棟、北茨城市が159棟、日立市が22棟、水戸市が3棟、常陸太田市とひたちなか市がそれぞれ2棟、鉾田市と東海村がそれぞれ1棟となっています。
床下浸水は476棟で、このうち、高萩市が265棟、日立市88棟、北茨城市が82棟などとなっています。
土砂崩れは172件で、このうち、北茨城市が156件、高萩市が9件などとなっています。
このほか、農業関係では、日立市や常陸太田市などで、水稲や大豆に被害が出たほか、北茨城市では水産加工業者の冷蔵庫など施設に被害が出ました。
このほか、常陸太田市を流れる茂宮川で30代の会社員の男性が遺体で見つかっていて、警察では、男性が大雨の影響で増水した用水路に転落したあと茂宮川に流されたおそれがあるとてみて調べています。