大雨 茨城 大井川知事が被災地視察「国と連携して支援」

茨城県の大井川知事は記録的な大雨で浸水や土砂崩れなどの日立市などの被災地を視察し、国と連携して被災者の支援にあたる考えを示しました。

大井川知事は10日午前、地下が浸水する被害をうけた日立市役所を視察しました。
小川春樹市長の案内で、いまも泥が残る市役所前の広場や受電設備が浸水した地下などを視察しました。
このなかで、小川市長は庁舎の両側から濁流が流れ込んできて、30分くらいで敷地内が水があふれたと当時の状況を説明しました。
また、高萩市上手綱の川の護岸が崩壊した関根川の現場も訪れ、県職員や高萩市の職員から被災状況や応急復旧について説明を受けていました。
視察を終えたあと、大井川知事は報道陣に対し、「台風の規模はそれほどでもないという予報だったが、未曽有の豪雨をもたらし、近年の災害の深刻さ、厳しさが増していると痛感した。国とも連携して、被災された方の支援をできるように最大限努力したい」と話しました。