茨城県内大気非常に不安定激しい雨 北部で土砂災害警戒情報も

茨城県内は大気の状態が非常に不安定になっていて4日午前中、非常に激しい雨が降りました。
茨城県と水戸地方気象台は、常陸大宮市、那珂市、城里町に土砂災害警戒情報を出して、県の北部では土砂災害に厳重に警戒するとともに、県内全域で低い土地の浸水や河川の増水に警戒するよう呼びかけています。

水戸地方気象台によりますと、日本の南にある熱帯低気圧から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、県内は大気の状態が非常に不安定となっています。
4日午前11時までの1時間には茨城県が城里町に設置した雨量計で56ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また、午前11時半までの1時間には高萩市大能で41ミリ、筑西市門井で40ミリの激しい雨を観測しました。
茨城県と水戸地方気象台は、4日午前11時20分、常陸大宮市、那珂市城里町に土砂災害警戒情報を発表しました。
これらの市と町では土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、県と気象台は土砂災害に厳重に警戒するとともに早めの避難を心がけ、自治体からの避難に関する情報に注意するよう呼びかけています。
県内ではこのあとも雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
5日昼までの24時間に降る雨の量は県内の多いところで100ミリと予想されています。
気象台は4日夕方にかけて北部を中心に土砂災害に厳重に警戒するとともに、県内全域で低い土地の浸水や河川の増水に警戒するよう呼びかけています。
また、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも注意が必要です。