中小企業の販路拡大へ商談会 新たなデジタル技術など紹介

中小企業の販路拡大につなげてもらおうと、茨城県内外のメーカーなど190社余りが参加する商談会がつくば市で開かれ、業務効率化のための新たなデジタル技術などが紹介されました。

この商談会は「めぶきフィナンシャルグループ」が販路拡大や事業者のネットワーク拡大につなげてもらおうと開いていて、190社余りの中小企業がブースを出展しました。
このうち、日立市のIT企業は非対面の接客などに活用できるソフトウエアを紹介していました。
スマートフォンを通じて、モニターに映した人の分身「アバター」を遠隔で操作できる技術で、将来的には生成AIと組み合わせ人が操作しなくても自動でアバターが動いて接客などにあたれるようにするということです。
また、水戸市の測量会社は特殊なスキャナーで建物の内観などの空間を読み取って、3Dの図面データを作るサービスを紹介していて、建設会社での利用を念頭に、建物の図面を作成する際の時間が省け、業務効率が向上することなどをアピールしていました。
商談会には県内外の企業から担当者が訪れ、出展した企業の説明を熱心に聞き入っていました。
めぶきフィナンシャルグループの秋野哲也社長は「昔に比べると人手を介さない技術や機械がかなり導入されているが、行き渡っているわけではない。われわれとしては新しい技術を広げていくことを後押ししていきたい」と話していました。