若い世代の移住・定住に 大学生などが日立市の魅力体験ツアー

若い世代に茨城県日立市で生活する魅力を感じてもらい、移住や定住につなげていこうと、県内外の大学生などに農業やスポーツ体験をしてもらうツアーが日立市で開かれました。

このツアーは若い世代の移住や定住につなげようと大学生などを対象に日立市が初めて企画したもので、東京や大阪など県内外からおよそ20人が参加しました。
ツアーは1泊2日で行われ、今月21日の初日、参加者たちは農業体験として市内の農家を訪れ、収穫時期を迎えたピーマンやゴーヤーを手で摘み取って収穫しました。
収穫のあとには農家が育てたきゅうりが振る舞われ、参加者たちは取れたての野菜の味を楽しんでいました。
市役所では、地元の企業で生まれ木製のラケットと軟式テニスボールを使って行う「パンポン」というスポーツも体験し、参加者たちははじめはラケットをうまく使うことができませんでしたが、徐々にコツをつかんでいき、最後は試合を行って楽しそうに汗を流していました。
福島県から市内の大学に通う女子学生は「ふだんは電車通学で景色だけ見ていたので日立市の魅力を知りました。地元だけでなく、日立市内の就職も考えたい」と話していました。
日立市生活環境部の下田恭子政策監は「今すぐではなくても将来的に日立市に住んでみたいと思ってもらえたらうれしいです」と話していました。