除草剤を無散布と回答のビッグモーター店舗前を県が土壌検査

中古車販売会社「ビッグモーター」の茨城県内にある3店舗の前で街路樹が枯れるなどした問題で、県は21日、調査のなかで除草剤を散布していないと回答したというつくば市の店舗前の土壌を採取しました。
今後、除草剤の成分が含まれていないかなどを分析することにしています。

茨城県の調査では、ひたちなか市とつくば市、それに阿見町にある「ビッグモーター」の3つの店舗の前で街路樹が枯れたり、無くなったりしていたことが確認されていて、県はそれぞれの店舗へのヒアリングを進めています。
県によりますと、このうち、つくば市の店舗では除草剤を散布していないという回答があったことから、街路樹が枯れた原因を調べるため店舗前の土壌を採取する作業を行いました。
21日午前、県の土浦土木事務所と分析を行う会社の担当者が現場を訪れ、根元部分が残っている樹木の周りなどあわせて2か所で、スコップを使って土壌を採取し、袋に集めていました。
県によりますと、今回採取した土壌の分析結果はおよそ2週間で分かるということで、除草剤の成分が検出された場合、県は被害届を提出する方針です。
また、このほかの2店舗については回答を待っている状況で、県は回答を踏まえて、土壌検査や被害届提出といった対応を判断することにしています。