国営ひたち海浜公園とひたちなか海浜鉄道に爆破予告

茨城県ひたちなか市役所に10日朝、市内にある国営ひたち海浜公園とひたちなか海浜鉄道を爆破するなどという内容のメールが届き、公園では午後から臨時休園にしたほか、鉄道でも一時運転を見合わせる対応をとりました。
鉄道は午後4時半ごろに運転を再開しましたが、公園では安全点検が続けられているということです。

ひたちなか市役所によりますと、10日午前5時ごろ、いずれも市内にあるひたち海浜公園とひたちなか海浜鉄道を午後3時34分に爆破するなどという内容のメールが届き公園と鉄道に連絡しました。
これを受けて、公園では午後2時ごろから安全を確保するため、入園していた人たちを敷地の外に避難させたうえで臨時休園とし、警察とともに園内の点検を行いました。
午後5時の時点で点検は続けられていて、公園によりますと、異常は見つかっていないということです。
また、勝田駅と阿字ヶ浦駅を結ぶひたちなか海浜鉄道湊線では、この爆破予告のため10日午後3時すぎから全線で運転を見合わせました。
その後、列車や線路の安全が確認されたとして、午後4時半ごろ運転を再開しました。
ひたちなか海浜鉄道の坂本圭司管理部長は「運転を見合わせる間、お客様にご迷惑をおかけしました。損失につながってしまうため、犯人の逮捕につながるよう警察の捜査に協力したい」と話していました。
一方、ひたち海浜公園によりますと、11日は開園前に安全が確認できれば、通常どおり開園するということです。
警察では、メールが届いたいきさつなどを調べ事件として捜査することにしています。