病院で不審者が暴れている状況を想定した訓練 水戸赤十字病院

病院内で不審者が暴れている状況を想定した訓練が水戸市で行われ、職員たちがさすまたを使って取り押さえる方法や注意点を学びました。

訓練を行ったのは水戸市の水戸赤十字病院です。
病院では、不審な人物が侵入した場合に備えて検査技師や事務職員の6人からなる対策チームを作っています。
訓練は、防犯力を高めようと病院側が警察などの協力を得て実施したもので、はじめに職員たちがさすまたの使い方について学びました。
警察官からさすまたを使って相手を壁に追いやり押さえ込む方法などを学びました。
そして、病院内で不審な人物が刃物を持って暴れているという想定で訓練が行われ、4人の職員たちがさすまたを構えながら取り囲んで相手の動きを封じると、通報を受けた警察官が取り押さえ連携を確認していました。
水戸赤十字病院の佐藤宏喜院長は「院内の安全を確保することは職員だけでなく来院者にとっても重要なので危機意識を持って対応したい」と話していました。
訓練で防犯のアドバイスを行った日本防災通信協会茨城県支部の村田ゆかり統括支部長は「茨城県内でも、病院に通院している患者とのトラブルが増えている。異変を察知したらすぐに通報してほしい」と話していました。