五穀豊じょうなどを願う「暴れみこし」行われる 茨城 行方

茨城県行方市で今月29日、五穀豊じょうなどを願う地域の祭りが開かれ、みこしが暴れれば暴れるほど縁起がいいとされる「暴れみこし」が行われました。

これは、五穀豊じょうや無病息災を願って行方市山田地区で行われている伝統の祭りです。
祭りでは、最初に白い下帯姿の若者およそ30人が地元の山田八坂神社に駆け込んで集まり、社の木製の扉を蹴破ってみこしを外に引き出します。
みこしは暴れれば暴れるほど縁起がいいとされていて、担ぎ手たちはみこしを地面に落としたり、れんこんの田んぼに投げ込んで何度も水に沈めたりしながらみこしを暴れさせました。
そして、最後は「北浦」にもみこしを投げ入れていました。
担ぎ手たちは泥だらけになりながら豊作や地域の人たちの幸せを願っていました。
40代の女性は「迫力がすごいと思います。地元が盛り上がって、すごくよかったです」と話していました。
祭りを行った「山田祭囃子保存会」の横田勇一さんは「暴れみこしで、神様もきっと喜んでいると思います。みんなが幸せで平和で、災いがない暮らしができればいいなと思います」と話していました。