霞ヶ浦と北浦 ワカサギ漁が解禁「体が大きくてぷりぷり」

茨城県の霞ヶ浦と北浦で、特産のワカサギ漁が21日解禁され、まるまると太ったワカサギが水揚げされました。

霞ヶ浦と北浦では、脂ののりがよくなる夏の時期から特産のワカサギの漁をはじめていて毎年、7月21日に全国に先駆けて、漁が解禁されます。
このうち、霞ヶ浦では、午前3時に地元の漁業協同組合の漁業者たちが次々と船を出しました。
漁は、船の後ろに網を取り付けて引っ張る引き網と呼ばれる方法が中心です。
そして、2時間ほどで漁を終え、船着き場に戻ると、体長5センチほどのまるまると太ったワカサギを水揚げしていました。
霞ヶ浦と北浦は、エサとなるプランクトンが豊富で成長が早いということです。
行方市の伊藤一郎さんは、21日は、およそ15キロのワカサギを引き揚げたということで、「体が大きくてぷりぷりして、とても脂がのっています。天ぷらや、煮干しにしてもおいしいのでぜひ食べていただきたい」と話していました。
霞ヶ浦と北浦のワカサギ漁は年末まで行われ、近くの道の駅や飲食店など、県内を中心に出荷されるということです。