茨城県 多くの学校で終業式 生成AIの注意呼びかける学校も

20日、茨城県内の多くの学校では終業式が行われ、子どもたちは夏休みに入ります。
水戸市内にある小学校では宿題などで生成AIを使う場合の注意点が呼びかけられました。

茨城県教育委員会によりますと、20日は小学校や中学校、それに高校など多くの学校で終業式が行われました。
このうち水戸市にある緑岡小学校では、全校児童およそ940人が体育館に集まり、鈴木稔校長が「3匹のゾウが大事です。自分の意思をもってつづけるゾウ、次に、夏休み中に新しいことを見つけるゾウ、ルールをしっかり守るゾウ、この3つを意識して夏休みを過ごしてほしい」と話していました。
その後、6年生の教室では、担任が注目を集める生成AIの利用について触れ、生成AIの文章を自分が書いた宿題の作文としてそのまま提出するなど誤った使い方をしないように注意を呼びかけていました。
6年生の児童は「小学校最後の夏休みはさみしい。今のクラスが小学校生活の中でいちばん楽しいクラスなので、夏休みも2学期も最後まで楽しみたい」と話していました。
また、別の児童は夏休みの宿題について、「生成AIに頼るのではなく、家族と協力して自分できちんと取り組みたい」と話していました。